一人暮らしな上に麺もパンも食べるし外食もするからだろうが、引っ越しを機に炊飯器や炊飯器に類するものを手放して約5ヶ月、意外とどうにかなっている。買おうかなと思ったこともあったが、これだけどうにかなるなら買わなくてよさそうに思えている。
炊飯器ではないが、電気圧力鍋を持っていた時代、鍋で炊くというのはさぞかし不便なのだろうなと思っていたが、案外そうでもない。大前提、一度に炊いて冷凍庫に放り込むしくみからの感想であって、予約炊飯ができないので、いつでも炊き立てのごはんが食べたい場合は難しそうだ。
少なくとも電気圧力鍋で炊いていたときよりおいしく食べられているのがなんとも言えない。なので、炊飯器をせっかく買うとしたらなんたら食堂に置いてあるような9万円弱の高級なやつが欲しいが、それは今ではない。面倒なのかなと想像していた鍋炊飯は、さすがにボタンを1回押せばとまではいけないものの、想像よりとても雑にいけるので、その雑さを下記に示す。
用意するもの🔗
- 米2合
- 麦1合
- 水650ml
- ↑が入る鍋(我が家は20cmの取っ手が取れるやつ)
工程🔗
- 全部鍋に入れて1時間くらい放置
- とりあえず中火で沸騰
- 弱火にして10分くらい放置
- 水が飛んでたら終わり
鍋炊飯って「ていねいな暮らし」をしている人がやるやつだよなと偏見に満ちた目で見ていたのだが、全部終わったあとに他の食器と同じように食洗機に放り込むだけで片付けが終わる楽さを鑑みると、めんどくさがりこそ向いているのではないかと思っている。土鍋という選択肢を見るとやっぱり「ていねいな暮らし」だなぁと思うが(偏見)、人間生活が面倒なおれたちは取っ手が取れる鍋でいいんです。
「ていねいな暮らし」からは程遠いところにいるが、2日に1回、紅茶を茶葉から淹れて1Lほどアイスティーを作り、飲むたびに牛乳を少し注いでミルクティーを飲んでいるのだけは、「暮らしのていねい度」みたいなものを測るとすれば、それなりにバグっぽさを感じる。
この外れ値によって平均が吊り上げられ、「少していねい」みたいな称号を得そうになる。冬は急須で淹れているので、「まぁまぁていねい」になってしまって、そんなバナナと言うところまで見えた。外れ値があるときにそのまま平均を用いてはならないのだ。
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